‥‥‥★57　経費削減の裏ワザ

■副業で、収入を増やす時代

　不況で給料がアップする見込みもない、ボーナスも大幅カット。住宅ローンに子どもの教育資金は否応なく出費され、削れるものといったら保険料。しかし、年金問題で、老後の不安も増すばかり。

　家庭では、出費と収入の均衡が崩壊すれば、奥さんがパートにでかけます。削れるものがなければ、収入を増やすしかありません。また逆に、家政婦や家事代行サービスを利用しても、それ以上に稼げる奥さんもいるでしょう。

　一頃は「週末起業」という言葉が、インターネットに踊っていました。会社員やＯＬが、土日を利用して、ネットショップを展開したり、スキルを活かして、メルマガを発行して、その広告料で儲けたり……。今は株のトレードやデイトレードが花盛り。

　現在はインターネット時代。主婦も会社員もＯＬも、ホームページを中心にして、居ながらにして稼げる世界が実現されています。そして、雇用形態も多様化し、副業を認めることで、人件費などの経費削減をはかる企業も出てきました。

　富士ゼロックスでは、50代の社員を対象に、週２日までの社外での副業を認め、その分の給与をカットするフレックス・ワーク制度が開始され、日本IBMでは、幹部社員を個人事業主として会社と契約し、他の仕事との兼業が可能な準業務委任契約が行われています。

■アフィリエイト・プログラムを活用して、ホームページで稼ぐ

　中小企業では、大企業の経費削減法をそのまま当てはめると、本業に支障をきたしかねません。会社は家庭の理論を見習い、会社でもホームページを利用して、収益を上げましょう。まずは、サイトのアフィリエイト・プログラムへ参加です。

　アフィリエイト・プログラムとは、自社のホームページに、他企業のリンク原稿や広告を張り、自社のホームページを訪れたユーザーがクリック、あるいはクリック後に会員登録や購入などをしたときに、広告料が支払われるシステムです。

　アフィリエイト・プログラムは企業だけでなく、個人のホームページにも多く利用されており、「アフィリエイトで月収100万円」などの書籍も売れています。アフィリエイト以外にも、バナー広告やメールマガジンへのテキスト広告などがよく利用されています。

　そして、これらの広告料金は、ホームページのアクセス数やメールマガジンの配信数が多ければ多いほど高額になり、顧客が増えれば増えるほど、アフィリエイトへのクリックも増加し、収入も上がります。

　顧客獲得を目指す会社のホームページと、広告から得る利益は連動します。せっかく、経費を投じて、ホームページを立ち上げるのですから、あらゆる利益を生む仕組みを取り入れ、活用していきましょう。

　ホームページの経費が50万円、ホームページからの売上が０円でも、アフィリエイトによる収入が月１万円入れば、経費削減です。売上がいつまでもたたなくても、アフィリエイト収入が10万円、20万円と毎月増加すれば、ホームページにかけた経費はどんどん削減され、利益も出てきます。

　会社も本業の収入だけに頼るのでなく、その業務に付随したホームページから、新たな利益の道を探るのも、経費削減の道です。

■参考　経費削減　コストダウン　事例方法

　　‥★★★33 保守管理費　アフィリエイトで、ホームページ維持費削減